忍者ブログ

誰の役にも立たない気象予報士のお勉強

気象予報士一発合格目指して、メモ代わりに書いていきます。 →それほど甘くはなかったので四苦八苦する様子を書いています

平成6年と平成19年を試した

昔と現在では試験レベルが異なるので、古い方と新しい方、双方から解いていき、どこでレベルの違いがあるのか体感してみようと思う。

正解率は、
平成 6年度1回 一般73% 専門87%
平成19年度2回 一般53% 専門67%

さらに消去法的に正解できた問題を除くと、
平成 6年度1回 一般53% 専門77%
平成19年度2回 一般33% 専門27%

最近の試験問題では1/3しか理解できていないことになります。


拍手[0回]

PR

鉛直p速度の意味

鉛直p速度は、上昇流の物理量っていうくらいしか頭になかったのですが、なぜ「p速度」という名前なのか、やっとわかった。

実はこの鉛直方向の気流には、
・鉛直p速度
・上昇流
という2種類の物理量があり、

鉛直p速度 ω=dp/dt
上昇流(の速度) w=dz/dt

よ~く見ると、ωの方は dp/dt つまり、「気圧の変化率」なんですね~
だから「p速度」なんですよ。気象用語って独特の言い回しが多い。。
「p速度」なんて言い方するのは、気象業界だけじゃないですかね?
素直に「気圧変化率」とか、百歩譲って「気圧速度」でいいのでは?と思いますが。。
「p速度」の意味がわかっても、なぜそういう呼び方にしたのかまだ謎が残る。。。

しかもそれぞれ上昇する気流を実際の数値で表すと、
鉛直p速度          ・・・ 負
上昇流(の速度) ・・・正
なんともややこしいことをやっていると思いますが。。。
しかも、この正負のひっかけ問題が過去問にありました(いやらしい)。


拍手[10回]


今後の学習ペース

TIROSのCD-ROMを入手しました。
Amazonでは今ひとつのコメントがありますが、手元にある08年度版は、十分価値あり、★5つだと思います。
まだ1回分の学科しか学習していませんが、誤植は見つかっていませんし、解説も最低限ありますし、機能的にもこの手のソフトにしては良い方だと思います。
値段についても東京堂出版の過去問を買うのに比べたら遙かに安いです。(ただし、書籍版の過去問の方が天気図等は鮮明、解説も詳しい)
ということで、
数年前以上の過去問は・・・・TIROSのCD-ROM
最近の過去問は・・・東京堂出版の書籍
が適切な選択だと思います。

さて、今後の学習ペースですが、過去問が30回分以上あるため今までのペースでやっていたら来年の受験に間に合いません。

9月から復習を始めるというマイルストーンでは、5月~8月に過去問を一通りやるために、一ヶ月に7回分以上、一週間に2回分は解いていく必要があります。(結構ヘビー)
必ずしも8月迄に全て完了する必要はないので、
「一週間2回目標」
という感じで進めれば十分だと思います。(すべての過去問を解かないと不合格、というわけではないし)

そもそも過去問をやる目的は
・試験範囲・レベルの把握
・弱点の確認
ですからね。


拍手[0回]


ついでに東大の試験もやってみる

入試センターの問題では簡単すぎるので、東京大学の試験問題にチャレンジ。

試験問題はここから。
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu03/e01_04_08_j.html

平成21年度第2次学力試験試験問題

前期日程試験 理科(地学)

第2問
問I高層天気図
# 高校で既に高層天気図を使うんですね!

(1) これは簡単。bしかない。

(2) 熱は北向きへ。理由は位置エネルギーの観点で説明すればいいのかな?

(3) これは専門的ですね。A'の方が温度が低いので静力学平衡から気圧は上空の気圧に対して高くなる必要があります。従って答えはB'。

(4)
(a) 水全体の収支のつりあいと言っているので、
X+E*S*ρ=P*S*ρ
これを解けばいいだけ?

(b) 単純な熱収支の計算をすればいいだけ?
水蒸気、雲の量が不変ということなので、大気中の潜熱は不変と言うこと。
X*L+E*S*ρL = C*L
これを解けばいいだけ?

とても東大とは思えない簡単な問題に見えるが。。

【答え合わせ】
(1)問題良く読んでなかった。気圧傾度力はhですね。予報士なら簡単。
(2)単純に風向きを書けばいいだけでした。実技問題と同じ要領ですね。
(3)大学入試レベルでは静力学平衡を使えないのか?
(4)やっぱり簡単でした。

ということで、単純に比較は出来ませんが気象予報士とほぼ近いレベルですね。
東大の地学試験のレベルが全国的にどれくらいなのか知りませんが、トップでないとしても高い方だと思います。となると、気象予報士ってやはり難しいのかも?

ちなみに私が受験当時、物理と化学でしたがこんなに簡単じゃなく、結構悩んだけどな。。
地学のこの問題だけで判断は出来ませんけど、やはり学力が低下しているのか??

拍手[0回]


大学入試の地学はどんなレベル?

ずいぶん昔に受験した大学入試試験(当時共通一次)ですが、選択科目であり、受験も勉強もしたことの無かった「地学」。気象予報士をある程度勉強してみるとどんなものだろうか?とちょっと興味本位で試してみました。

試験問題はここに

2010年 地学I
第4問
A 台風、熱帯低気圧に関する問題

問1
ア 湿潤
イ 乾燥

# 気象予報士なら減率の数値も覚えておかなければいけません。

ウ 気圧傾度力

# これも予報士なら当然。

問2 4

# これも簡単ですね。

B 大気の構造と組成に関する問題
問3
エ 水蒸気
オ フロン
カ 塩素

# これも簡単

問4
2? オーロラはもっと上じゃなかった?


問5
C 海流に関する問題
いきなり難しそうな問題ですね。予報士なら地衡風と同じように考えれば解けそう。そもそも地衡風がわからなくても解けるかも?

問5
「流速が勾配に比例する」とあるので単純な数学レベルの問題。
Cの勾配・・・(1.2-0.8)/(300-100) = 0.002 [m/km]
回答地点の勾配・・1.2/100 = 0.012 [m/km]
なので求める答えをxとすると、
0.25:x = 0.002:0.012
x=1.5

問6
よくわかりませんが消去法的に回答すると。。。
1・・?
2・・それはないだろう
3・・これは間違い
4・・これだ!
素直に4でした。

【答え合わせ】
問1 4→○
問2 4→○
問3 3→○
問4 2→○
問5 2→○
問6 4→○

怪しいところもありますが、一応全問正解。
気象予報士の試験から見ると、大学入試の地学Iは、学科・一般問題の基本的なところが理解できていればどれも解ける問題っていう感じです。逆に気象予報士をやっていなかった1年以上前の自分が受験したら、
問1 ×
問2 ×
問3 たぶん○
問4 ×
問5 地衡流はわからないけど、「比例」をキーにして解けたかも?
問6 ×
という状況だったのではないかと思います。


拍手[0回]


06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
[01/25 Hiro]
[01/24 すいだらぼう]
[01/16 Hiro]
[07/18 すいだらぼう]
[07/05 すいだらぼう]
HN:
Hiro
性別:
非公開
<<前のページ  | HOME |  次のページ>>
Copyright ©  -- 誰の役にも立たない気象予報士のお勉強 --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Powered by [PR]
/ 忍者ブログ