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誰の役にも立たない気象予報士のお勉強

気象予報士一発合格目指して、メモ代わりに書いていきます。 →それほど甘くはなかったので四苦八苦する様子を書いています

カテゴリー「試験」の記事一覧

第41回学科一般・反省まとめ

今回の結果は速報による答え合わせでは7問正解。
しかし問題を良く読んでみると、

問1問2→勘違い
問3問5→単純な計算ミス
問6→公式ド忘れ

本来解ける問題が5問あったことになり、合計12問正解のはずだった。

ちょっとどころか、かなり悔しいじゃないか。
公式ど忘れは勉強不足のうちにはいるので仕方ないのかもしれないが。

では何がいけなかったのか?

1) 久しぶりの筆記試験、初めての予報士試験で緊張・舞い上がった
2) 周りの人の解答、鉛筆でガリガリする音が気になった

そんなところだろうか?

もう少し状況を詳しく書くと、
三人座りの机に二人ずつ。
私と同じ机の人がスラスラ、ガシガシと机を少し揺らしながらドンドン解いて行くではないか。
自分は簡単なはずの問1がなかなか解けず。というより問題文が頭の中に入ってこない!
なかなか見えてこないので次の問題。
問2も一体どうやって解いたらいいのかわからない!
これもパスして問3をみると「やった山越え問題だ♪これなら解けるぜ!」
と思ったが、途中で30%の水蒸気を失う、なんていう問題は初めてだぞ?
とりあえず断熱減率で求めてみるがまったく解が見えてこない。。
これもパスだ!しかし3問もパスしたら合格は危ういぞ。。
この時点で15分以上経過していたと思う。

そして問4は(b)の化学物質が溶けた水滴は・・を見たときに?になり、これまたパス。
この時点で不合格の文字がちらちら、時間もかなり過ぎている。

問5では問題文を読むと簡単そうだ。解けるはず。と解いてみたら自分の答えと同じ選択肢が、やっと正解を導き出した!(だが勘違いだった)

そして問6は問題は簡単なのに公式をド忘れした自分に気がつく。

この時点で自信がある問題は6問中1問しかないではないか・・・
(その1問も間違っていたが)

そして問7。これも新問であり、どうやって解いて良いのかわからずとりあえずパス。

問8。これもよくわからないが単純に考えれば良いんだろう。けどこれもパス。

問9。スーパーセル問題は一応勉強していたから解けるかも?
しかし(b)(c)がわからず・・・これもパス。

問10のオゾン問題は解けるかと思ったが、問題文を読んでいくうち混乱してどれが正解なのかわからず、これもパス。

そして問10の温室効果問題でようやく自信が持てる解答が出来た。
残りの法規を解き終わった時点で残り20分もあったかどうか。

ほとんどマークしていない。これではまずい、頑張れば絶対解けるはずだ!の精神で、まずは正誤問題で出来る限り妥当なものをマークしていき、残った時間で計算問題を解いた。

試験時間の後半になってようやくエンジンがかかった感じだが、時間が少なすぎて答えを見直す時間が全くなかった。

敗因のもう一つに時間配分もあった。
少し考えてわからなかったらパスする。
これでよかったはずだ。
こんなの鉄則中の鉄則だ。

それから、緊張したり焦り始めたら周りを見渡して深呼吸をする。
これで不正行為とは思われないから大丈夫。
試験官は若い大学生?ばかりだからほとんどチェックしないし、私の近くにいた椅子に座った女性試験官は寝ていたぞ!w

今回に限って言えば、予報士試験の模擬試験を実施しているセミナーがあるのでそこで肩慣らしをする、という手もあったのかもしれない。

予報士より難しい試験は何度もパスしてきたのに、こんな初歩的なところで躓くなんて・・・

やっぱりリベンジしたくなってきたw

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第41回気象予報士試験・学科一般・問3・解説

問3山越え問題

この手の問題、過去で一番難しい(解きにくい)問題だったのではないかな?

一番良い解き方は知らないが、自分なりの解法。

求めるのは気温だが、今までのように乾燥・湿潤断熱率は使わない。
(自分も最初はそれで解こうと思ってやり直し)

最後の1000hPaでの相対湿度が36%と与えられているので、

ex/esx=0.36

ex:1000hPaでの水蒸気圧
esx:1000hPaでの飽和水蒸気圧

飽和水蒸気圧(esx)がわかれば気温がわかるので、esxを求める必要がある。
esxを求めるには上式のex(水蒸気圧)を求めればよい。
exを求めるには混合比(q)がわかればいい!!

というところまで気がついた人は恐らく解けただろう。
(しかし自分はどこかで間違ったのだ)

混合比(q)を求めるには・・・

・山越え前の1000m(900hPa)で飽和した
・途中30%の水蒸気を失った

とあるので、

q=0.7×q1

q1:900hPaでの混合比

混合比(q1)は、

q1=0.622×e1/p1

e1:900hPaでの水蒸気圧=飽和水蒸気圧
p1:=900hPa

以上まとめると、

q1=0.622×e1/p1
q=0.7×q1
ex/esx=0.36

これに q=0.622×ex/px を追加してまとめると・・・
px:=1000hPa

esx=px / p1 × e1 × 0.7 / 0.36

という式ができあがる。

それぞれ数値を代入すると、

123×70 / (9×36)  ・・・・・・(1)

まで求まるし、これが正解であり、私はここまで解いた。

ここからが私の間違い。

時間がなかった私はこの計算を簡単にするために、

120×70 / (10×35)

と近似した。これを求めると24hPaになり・・・
なぜかそのまま3番の24℃を選択してしまった^^;

バカだー!!

正解は、先ほどの(1)式を3/3で割ると、

41×70 / (3×36)

と計算しやすくなる。

=2870 / 108
=26.574... [hPa]

これを表で見ると22℃だ。

正解は2番の22℃。

この問題、最後の最後でヘマをやってしまったorz
見直す時間があればこんなバカな間違いは気がついたはずなんだが・・・

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第41回学科一般・復習・解説(後半)

前回に引き続き、後半。

問9 スーパーセル ×
自分:2
正解:1

「日本でスーパーセルは滅多に起きないから勉強しなくていいさ」
などと試験前日に友人と話をしていたが、なんとその問題が出た!!

しっかり勉強しておけば良かった、と言いつつも(a)(d)は知っていた。
問題は(b)と(c)。
(b)には「強い上昇流があるところには反射強度が弱い領域がある」
(c)には「多量の大きな降水粒子が形成されており」
などと書いてあれば、
(b) 誤
(c) 正
だと思うのがにわか予報士の心情だと思うが正解は違うらしい。

問10 オゾン ○
自分:4
正解:4

自分が確実に知っていたのは(a)のみで残る選択肢は4,5番のみ。(d)は過去問にあったようだし、な~んとなく4番を選んだら正解だった。

問11 温室効果 ○
自分:4
正解:4

これは簡単ですよね。

問12 予報業務の許可 ○
自分:3
正解:3

(b)の「予報業務の許可の有効期間は10年」は?でしたが、「そんな話は聞いたことがない」で「誤」を選んで正解。(本当のところは知らなかったりする・・・)

問13 予報業務に関して ×
自分:4
正解:5

自分は(d)の正誤で選択を誤った。
よ~く考えてみると「予報事項を利用者に伝達する方法」など許可申請書類には無かったはず。
だから変更しても報告する必要はないはず。
よ~く考えればわかったはずだけど、そんな時間はなかったorz

問14 注意報および警報に関して ○
自分:3
正解:3

この問題はわかりやすかった。

問15 災害対策基本法 ○
自分:5
正解:5

これも覚えていたから問題なかった。

-----------------------
ではここから「たられば」話。

私の正解数は7問でしたが、もし勘違い等がなく実力を発揮できたら何問正解だったか?

その勘違い系の問題は、
問1問2問6
これで10問正解。

ほかに問3問5の計算問題があり、もしこれが単純な計算ミス・勘違いだとしたら12問正解できたはず。

計算問題をどこで間違えたのか精査してみないと何とも言えないけど、仮に冷静に解いたとしても微妙なところだった。
今回は難しい方になるのではないかと思う。

やや勉強不足の自分にしてみたら落ちて当然だったかもしれない。
が、今回は新問が多かったし、試験のたびにレベルが異なるのはどうよ?
って常々思う。


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第41回学科一般・復習・解説(前半)

こちらの速報を元に今回成績の悪かった学科一般の復習をしてみよう。
※速報には間違いがあり、問1と問2の正解は違います。(訂正済み)

正解数は全部で7問だった。

問1 大気の気温分布 ×
自分:1
正解:4→5

改めて読んでみたら勘違いだった。
特に(c)に関しては○のはずなのに×と勘違い。この時点でアウト!
では仮に(c)を正しく○として解答した場合どうだったか?
(a)の「1km高くなると約6.5℃低下する」という設問は過去にもあった。
どっちだったかな~と悩んだ挙げ句、特に気にしなかったから○だろうと考えた。
従って、この問題はどのみち不正解だった

しかしよく考えると(a)の設問は6.5℃が問題ではなく、
「対流圏の気温の鉛直分布は短波放射と長波放射の平衡によって決まり」
この時点で誤り。初めての試験で舞い上がっていたのは間違いない。。

冷静に考えれば解ける問題だった
もちろん(d)は夏半球の極が最も気温が高く、赤道付近が最も低い、ということは知っていた。
なんてもったいないことを・・・

問2 二つの気柱の気圧分布 ×
自分:1
正解:2→4

この問題のポイントとして、問題文に「その質量は同じである」といった時点で、一番下の気圧は同じになるため3番は消える。

それからグラフの形として4,5番は不自然。なぜならある高度で急激に気圧がゼロになってしまうから。

だからこの問題は1,2番しかない。

そしてZ=0のときは気圧は同じになるから、あとはどちらの気圧が小さく・大きくなるか?
気柱Bのほうが気温が低いのだから層厚は薄くなる。(=等圧線が混む)
従って、1番!
となぜか勘違いしてしまった!

問3 山越え問題 ×
自分:3
正解:2

「降水で30%の水分を失った」とこれまでにない新問。
それでも何とか解いて正解だ!と思ったが、どこかで間違ったらしい。。
計算ミスだろうか?
(この問題は後日計算し直します)

問4 エーロゾル ×
自分:3
正解:4

これは3か4のどちらか迷った。化学物質を含む溶液の飽和水蒸気圧なんて知らない。
これは知っているかどうかで決まる問題だからしかたない。

→しかしあとでよく考えてみると、エーロゾルのお陰で水蒸気が凝結しやすいのだから、飽和水蒸気圧で考えたら化学物質を含んだ方が低いと考えた方がいい。だからこの問題も冷静に考えれば解けたかもしれない。
そもそもこの文自体がおかしい。
「化学物質を含む溶液の方が飽和水蒸気圧が大きい」
と言っているのに
「水蒸気圧が純粋な水の飽和水蒸気圧より小さくても成長する」
というのは矛盾している。
もっとわかりやすく言えば、
「化学物質を含む溶液は飽和水蒸気圧が大きいので、凝結しやすい」
と言っている。
これはもう予報士試験と言うよりも「国語」の問題だな。

問5 アルベド問題 ×
自分:1
正解:2

自信があったつもりだけど、どこかで勘違いしたんだろう。。。
(この問題は後日計算し直します)

問6 地衡風問題 ×
自分:5
正解:3

これは単純に公式を忘れていた!
なんとか公式を導き出そうとしたが時間がなかった。

本当は試験直前にこのあたりの公式を再確認しようと思っていたが、持参したタブレット(Nexus7)がRTFファイルを読み込めなくなっていた!
それが敗因かもしれないが・・・

あとで公式を確認したところ、簡単に正解できた問題だった

計算は出来なかったけど、試験中頭の中で「10hPaの気圧差で1000km離れていたらどれくらいの風が吹くだろうか?」と「感覚」で考えていたら50m/sはちょっと強いし、20m/sもないだろう。どちらかと言えば強め。30~40m/sあたりかな~と感じていたけど、マークシートを見ると5番を選んでいる問題が1問しかなかったので5番をマークした(笑)

問7 渦度の問題 ○
自分: 1
正解:1

こんな問題今まで無かったし、どうやって解いて良いのかわからなかったけど、単純に風速を足してやったら正解だったみたい。

問8 温度傾度の集中 ○
自分:3
正解:3

この問題もよくわからなかったが、知能テストみたいに単純にそういう風が吹いたら等温線の幅が縮まるかどうかで選んだ。

以上前半。

※私が知っているところは省略していますが、もし疑問点などありましたらご遠慮なくどうぞ^-^/

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第41回試験・答え合わせ

こちらの速報を元に採点してみました。

学科一般:7問正解(46%)
学科専門:13問正解(86%)

ということで専門科目のみ合格はほぼ間違いないでしょう。

あまりにも成績の悪い一般科目の復習は後日やるとして、
今後の予定はどうしようか?

ここに書いた方針をもう一度書くと、

次の試験は一般と実技ということになる。朝早く起きて一般問題を解いてしばらく時間をおいてから実技、というパターンは好ましくない。
それに一般科目と実技はかぶるところが少ないため学習量が多くなってしまう。
ということで、最大限やっても1年後に一般+実技の一発合格だけに絞る。
(科目合格の有効な間に二回受験する、なんて言うことはしない)
でなければ当分受験しない。←こちらのほうが濃厚

だった。

しかしこれと違った考え方もある。

学科一般の方がどちらかと言えば得意なんだから学習量が増えるとは言え、それほど負担にならないのでは?

例えば法規問題。法規は範囲が限られているし、今のレベルなら直前1~2週間前に復習すれば4問中3問以上は取れるだろう。

ということは実質学習しなければならないのは残る11問分。
そしてその11問は気象庁のHPを丸暗記、みたいなバカなことをやらなくてもいい、つまり教科書をしっかり理解していれば解ける問題ばかりだ。専門科目みたいに最新の情報に追従していく必要のない科目だ。
それに理系男子に嬉しい計算問題の多い科目じゃないか!

なんていう風に考えを変えるともう一度受験してみたくなってしまう。
(某センターの術にはまったか・・・)

しかし一番の問題はやはり実技。

あの大量の文章・資料を相手に即答するくらいのレベルにまで鍛え上げないといけない。
そのための学習時間が果てしなく多い。
しかも習得したその技術はそれ以外のことに全く応用できない、非常に特殊な能力だ。

ただ自分の性分として難しい問題ほど燃え上がる、ある種の理系独特の闘争心みたいなものがあったりする。

特殊かどうかより、達成感を得られるかどうかという点では予報士試験は手頃な感じがする。

受験前はあれほどネガティブだったのに。。
実技の勉強をやるかどうか。
今はまだ迷っている。


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