図書館から借りてきました。
さらっと見た感じでは、一般向けだけど、やや専門的なことも解説している山岳の気象解説、という感じでしょうか。
予報士であれば半分以上は知ってるよレベルという印象。
けどあの猪熊さんが書かれているので、山岳気象についての説明が随所にあり、それがとても気になる。
これから読んでみます。
2025.6.11
世界の山岳気象と地球温暖化を残して読了しました。その読書感想文です。
箇条書きで超簡単にまとめると、
- 実技でなぜあんな前時代的なことをさせるのか理由がわかる
- 山域別の気象だけの書籍があれば買いたいと思った
実技でなぜあんな前時代的なことをさせるのか理由がわかる
今なら(安い)PCで(も)容易に低気圧の移動速度など出せるのに。。
きっと手作業で天気図の感覚を身に着けさせるためだと思っていましたが、この書籍を読むとそれが予報のメインだということがわかる。常にPC(+高速ネット)の前で作業ができるような恵まれた環境であれば実技のような技術は不要だが、山登りに関してはむしろ実技試験的な技術が必要と感じました。
なぜ強風軸を引かせるの?なぜ低気圧中心の移動速度や気圧の変化を求めさせるの?なぜ前線を引かせるの?
実技試験で要求されている面倒臭い作業ができると何が理解できるようになるのか?
わかるようになるかもしれません。
ただ、山岳気象については説明できましたが、予報業務として本当に必要なのかはやはり疑問。
山域別の気象だけの書籍があれば買いたいと思った
前半は予報士であれば知っている内容がほとんどだから不要だし、季節ごとの説明も予報士であればある程度は知っているので、再学習という意味では良いと思う。
ただ、登山をする者としては「山域別の気象」だけの書籍があれば購入したいと思った。
そうなると一般向け難易度が高くなるので出版されることは無いと思うが。。
もしかすると、系統だった山域別の気象をまとめたサイトはあったりするんだろうか?
blogとかはあるかもしれないけど、そういうのは最近ヒットしてくれないからな。。
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