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誰の役にも立たない気象予報士のお勉強

気象予報士一発合格目指して、メモ代わりに書いていきます。 →それほど甘くはなかったので四苦八苦する様子を書いています

第54回 実技2 問1 精度の要求が半端ない問題

過去問三周目になってようやく気が付いた、とんでもない精度を要求している問題。

第54回 実技2問1(1)の穴埋め問題。
②鹿児島から台風中心までの距離(km)を10の倍数単位で求めよ、っていう問題。
簡単そうに見えるけど実はとんでもなく難しい問題。

距離kmを10の倍数単位で求めるって言うことは、5kmの計測精度を要求すると言うこと。
これでもまだピンとこない人のために言い換えると、
緯度換算にして1/20度の精度を要求すると言うこと。
つまり先ほどの問題を言い換えると、

鹿児島から台風中心までの距離を1/20度単位で求めよ。

っていうとんでもない問題。

ネット上の解説を読むと

鹿児島~台風中心の長さ:1.0cm
緯度線10°の長さ:4.0cm
1/4x110 = 275km

どこのサイトもしれっと説明していますが、これだと精度不足。
(たまたまうまくいっているだけ)

5kmっていうのは、問題用紙上では 0.2mm という精度を要求されています。
鹿児島~台風中心の長さで言えば、許容範囲は1.00cmから1.02cm っていう範囲です!!

なので、60海里=110km という近似値でも精度不足。

酷い問題ですよね。
今回は「たまたま」1.00cmが正解だから良かったけど、正解の長さが1.03cmとかだったらほとんどの人は正解できないですよ。(ほとんどの人は1.0cmで計算するはず)

気象予報士試験は時々(断続的で1/2未満)問題の不備が報告されますが、今回もその類いかもしれませんね。



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