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誰の役にも立たない気象予報士のお勉強

気象予報士一発合格目指して、メモ代わりに書いていきます。 →それほど甘くはなかったので四苦八苦する様子を書いています

市の図書館へ

市の図書館は、ホームレスと(居場所のない)オヤジの溜まり場と化しており、異臭が漂う。
なので今まで避けていたのですが、気象学関連の書籍は市内の本屋には非常に少ないし、中身を見ずに高額な書籍を買うことも出来ず、しかたなく市の図書館へ行ってみました。

気象学関連のコーナーは幸い異臭がしなかったのでゆっくり選ぶことが出来ました^^
それに本屋と違ってかなりの数が置いてありました。

ぱっと見た感じで選んだだけなので、お勧め度についてはこれから。
選んだ基準としては、
・天気図の解析、技術を中心
・初歩的な概略をつかめるもの
・比較的新しい出版のもの

入田央著「トコトンやさいい気象の本」日刊工業新聞社 2009年初版
三浦郁夫著「天気図がわかる」技術評論社 平成20年初版
T 2Project著「パソコンでお天気博士」九天社  2004年初版
大塚龍蔵著「高層天気図の利用法」日本気象協会 平成10年改訂5版

書籍の評価はここにまとめてあります。

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二酸化炭素の収支

一般気象学 p.281 「人類起源の二酸化炭素収支(IPCC1995)」によると、放出された二酸化炭素のうち約46%が大気中へ放出されたままになるらしいが、約19%の二酸化炭素がどこへ流れているのかまだ解明されていないらしい。

つまり、昨今二酸化炭素を原因とする地球温暖化が懸念されているが、実はまだ二酸化炭素がどういう流れになっているのか十分解明されていない。

この書籍の出版が約10年前なので、現在の状況はどのようになっているのか調べてみたが、なかなか見つけられなかった。これはいずれの機会に。

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モーニング・グローリー

世界ふしぎ発見でモーニング・グローリーを放送していました。

なんとも不思議で、壮大な気象現象ですね。
感動しました。現地に行ったらもっと感動するんでしょうね。

放送のVTRで早送りの場面がありましたが、これを見て気がついたのは、モーニング・グローリーが本当に回転して進んでいるわけではなくて、積乱雲の移動と同じで、雲の生成と消滅が繰り返されている現象ですね。(たぶん)

発生条件が、
・湿度が高いこと(モーニング・グローリーの経路上において)
・東側の空が紫色であること
・ヨーク岬半島から風が吹くこと
とあります。

モーニング・グローリーが発生した朝、突然風が吹いたという現象は、ヨーク岬半島方面から冷気が吹いてきているはずです。そういう風で思いつくのは積乱雲で発生するガストフロント。
しかし、番組でも簡単に説明してありましたが、発生原因はその半島固有のもののようです。
(そもそもガストフロントではこの現象を全く説明できない)

Wikipediaに説明がありました。

逆転層が発生条件の一つにあるようです。
逆転層に閉じこめられて雲が進み、その中で上昇と下降を繰り返している。
前日の空が紫色っていうのも、放射冷却によって逆転層が発生する兆候ですね。

上空写真を見てわかるように、コリオリの力もしっかり働いています。

しかしまだ疑問点があり、

・直線に広がる突風がどういうしくみで発生するのか?
・直線状の雲が1つだけでなく、2つも3つも発生して移動している。1つ目の雲の後は下降気流で、気流が安定しているとは思えないが、2つ目も綺麗な直線状の雲となっている。


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疑問・静水圧平衡と台風

一般気象学 第二版 p.241 真ん中付近

「台風の中心部ではまわりより温度が高い。静水圧平衡の関係により中心部の気圧はまわりより低い。」

と書いてあるが、静水圧平衡は
Δp/Δz = -ρg/RT
とあるように、温度によって変わるのは気圧の傾きであり、気圧そのものではない。

もし温度の違いで気圧が異なると言うことを言いたいのであれば、(3.1)式や(3.2)式の
pV=mRT
p=RρT
ではないだろうか?

さらに台風の中心部を静水圧平衡で説明してもいいのだろうか?
とても穏やかとは思えない、台風の中心部。
もちろんまわりに比べれば遙かに穏やかだが。

私の勝手な想像では、
・台風の中心部は相対的に穏やかだから静水圧平衡が近似的に使える
・温度で決まるのは気圧傾度だが、温度が高いと緩やかになる。台風の上層付近を基準にすれば、気圧傾度が緩やかな分、下層の気圧は低くなる
それらを説明するのが煩わしいので、気象学の間では常識化し、「静水圧平衡により温度が上がれば気圧が下げる」と言っているのだろうか?


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地上天気図の視程

地上天気図の視程ですが、なぜ数字符号を使っているのでしょうか?

0~50      数字符号×0.1 km
56~80 数字符号-50 km
81~89 (数字符号-80)×5+30 km

こんなの直感的にわかりにくい。
記入するスペースが足りないから?
通信量を少しでも減らしたいから?
どちらも合理的な理由には思えませんが。。
そのまま数値を書けばいいと思うんですが。

ほかにも、風速には(いまだに)ノットを使っているし、航空船舶のことを考えているから?

なぞだ。。。


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