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誰の役にも立たない気象予報士のお勉強

気象予報士一発合格目指して、メモ代わりに書いていきます。 →それほど甘くはなかったので四苦八苦する様子を書いています

今後の学習方針・改訂版

色々と気象学の書籍を読んできて、気象予報士試験に必要なものはだいたい読めたのではないかと思う。
おかげで大学以上で習う専門的な気象学を除けば、だいたい難なく読めるようになってきた。
といってもまだまだ疑問に思うところがあるので、もう少し学習が必要。

これからは緩いペース(月に1~2冊程度)で気象関連の書籍を読みつつ、過去問を月一回程度のペースで解くことにします。

過去問は就寝前に、学科なら5問程度、実技は1日で大問1つ程度。(30分くらいでできる程度)
このペースなら(15+15)/5 + 1+1 = 8日。二週間もあれば十分完了できる。(かなりゆるい)
ここで解けなかった問題・怪しい問題は、10月以降から始める本格的な試験勉強で復習。
これなら、9月までには10回分くらいの過去問はこなせると思う。
(問題は過去問の書籍が高いよね~)

10月以降は、
・過去問の復習
・一般気象学の復習
・ほか、適宜参考書復習など

恐らくこれで一発合格するはず。


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疑問:冬の関東の寒さ - フェーン現象

冬の気圧配置になったとき、フェーン現象が関東で発生します。日本海側から吹いてきた湿った空気が山脈を越えるまでは湿潤断熱減率で気温は低下し、関東側では乾燥断熱減率で気温が上がります。
しかし関東に住んでいて思うのは、快晴であるにもかかわらず日本海側に住んでいたときより寒く感じます。

自分なりの勝手な解釈では、

・湿度が低いためよけいに寒く感じる
・夜間の放射冷却により地上の気温が下がってしまうため
・低い山を抜けてくるほうが支配的なので、実はそれほど減率の差は発生しない(想像)
・実は上昇時に湿潤断熱減率で気温が下がるところはそれほど多くはない(想像)

・・・と思っていたのですが、「登山者のための最新気象学」p.74によると、

「上越の山々を越えて吹き降りてくる暖かい風なのに冷たく感じるのは、関東平野の日中の気温が吹き降りてくる暖かい風よりもさらに高温であるためなのである。」

はて?この論理なら、さらに暖かく感じるという結論では??

Wikipediaでも
「空気のもとが寒気なのでいくら山を越えても太平洋側の温度はそれほど暖かくなることは通常ない」
・・・そんな理論があるのか?気温が低いと断熱減率が違うとか?

それから、一般的なフェーン現象となっても冬の関東ほど乾燥することはないのに、なぜ冬の関東はこんなに乾燥するのでしょうか?低温であるため、水蒸気が高い山を越えられないからでしょうか。
→フェーン現象の種類の違いによるらしい・・(ウェットフェーンとドライフェーン)


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疑問:気温減率

乾燥断熱減率・・・約10℃/km
湿潤断熱減率・・・約5℃/km

ですが、「登山者のための最新気象学」 p.63によると、

晴天の山の気温減率・・・4.5~4.8℃/km
雨天時の山の気温減率・・・5.2~5.6℃/km

これは湿潤断熱減率?晴れても湿潤断熱減率??

湿潤断熱減率は水蒸気が飽和しているときの減率ですよね?
晴れているときは水蒸気は飽和していませんよね?

→勝手に自己解決

実際の山の気温減率は、あくまで大気の温度がそういう分布をしているというだけで、断熱減率とは異なる話です。
減率の説明を読んでいていつも混乱するのが、大気の減率のことを言っているのか、持ち上げている空気塊のことを言っているのか、気がつかないうちに混同してしまいます。

晴天時に4℃台ということは、絶対安定ですね。仮に飽和した空気塊があったとしてもまわりの大気のほうが減率が小さいのでその空気塊が上昇することはありません。
雨天時の場合は、5℃台なので条件付不安定です。
(理論通りでした)




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天気図・衛星画像の取得・表示プログラム - 進捗状況

以前話をした天気図の取得・表示に関するソフトですが、ようやくデータの自動取得部分は動作しています。

HBC専門天気図
・気象庁の衛星画像(赤外・可視・水蒸気)

上記のデータを自動的に取得するところまで動作しています。
これだけあれば、大抵の気象解析には使えると思います。
あとはアメダスなどの情報が必要になったら加えるつもりです。

しかし、問題は表示部分。これも見るだけなら問題はないのですが、各画像の比較をするときに高層天気図は大きすぎて使いづらいことです。

Javascriptを使って、画像を切り替えてもスクロールバーの位置を固定できるようにしたいと思っているのですが、これがまた難しい。。
次のようにやればできそうですが、今ひとつやる気が。。
・ページ更新前にスクロール量を保存
・ページ更新
・スクロール量を復元
簡単なことなのですが、恐らくスクロールが目障りで見にくいだろうと・・・。

Windows専用アプリを作ればこんなことくらい簡単にできてしまいますが、やっぱりWebアプリのほうがいいだろうし。。

そこで代案は、たとえば850hPaと700hPaは1つのページになっていますが、これを分割して別々の画像にすれば1つのウィンドウでほぼ表示できるので、それで行こうかと。

ちなみに現在やっている方法は、画像を背景画像として表示させています。Firefoxだとスクロールがあってもちらつくことなく、いい感じですが、最初のスクロールの位置合わせが面倒くさいです。下側の天気図、例えば500hPaの天気図をモニターの画面に毎回ぴったり合わせるっていうのが面倒。。

それからWebアプリだとマウスを操作しないといけないため、画像とコントロールとの間で視線を行ったり来たりしないといけない。となると解決方法はキーボード操作しかなく、Windowsアプリを作る以外に選択肢はなくなる。
JavaScriptはちょっとしたアプリを作るには簡単でいいけど、ちょっと凝ったことをしようとすると壁にぶち当たってしまう。
やっぱりWindowsアプリにしようかな。。これも結構時間がかかる(やっている暇がない)。でも気合い入れて作ればWebアプリよりはいいものができるのは間違いない。

何かよいアイデアがあれば教えてください。

現段階の結論:
Windowsアプリで行くことにした。どうせこんなソフト、百万人に一人くらいしか使いたいと思う人はいないはずなので、自分がやりたいようにやれるものがいい。
そもそもこんなソフト、気象庁とか関連団体・会社に行けば遙かに立派なものがあるはずなのに。それを公開して気象学等の発展に貢献すればいいのにね。がんじがらめの利権構造はまったくどうしようもない。


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厚木の気象・冬編

今日は冬型にもかかわらず、快晴ではなく、積雲が所々見られる天気でした。
「なぜ積雲が出てくるのか?」
っていう疑問がありますが、初心者の私が推測すると、今は山雪型であり、強い季節風で湿潤な空気が流れてきたのではないかと・・・。
冬型になると関東ではあまり雲を見ることが出来ませんが、今日は雲の流れを観測することができました。

厚木は神奈川県の中央にある都市ですが、すぐ近くの西側には大 山という標高約1,200mというこのあたりでは存在感のある山があります。その先は、丹沢山(約1,500m)、さらに先には富士山など高い 山々が連なっています。

その上空の雲の流れを見ていると、北から流れている雲と西から流れている雲があります。
北側(正確には北北西~西北西)から流れてくる雲は日本海側からの季節風で流されている雲ですが、西から流れてくる雲は、どういう雲なのかはわかりませんが、神奈川の西にある山を避けて流れている雲のように見えます。上空ではそんな感じですが、地上風はというと、南風が吹いたり、西風が吹いたり・・近くにビルが多いので支配的な風がどれであるのかわかりませんが、少なくとも上空の雲の流れとは異なる風の流れをしています。
風向きの異なる大気がぶつかると上昇気流が発生したり・・・というのが一般的なりくつですが、そういう様子はありませんでした(なぜでしょうね~)。相模川があるのでそれと関係しているのではないかと思っているのですが、今のところ何とも言えません。

先週、関東で雪が降りましたが、必ずしも関東全域で雪が降ったわけではなく、厚木より少し西の伊勢原などでは雪が降らなかったらしいです。ほかにも、相模川を境に厚木では雪がないけど、それより東京側は雪が積もっている、っていう状況があったようです。

先ほどの雲の流れの話を含めて考えると、厚木は関東の中でも特異的な場所なのかもしれません。
勉強不足なのでどういう仕組みでこうなっているのかっていう結論は出せませんが、地形的な要因が大きいだろうと思います。

関東で厚木と似た地形的なところは、八王子、秩父などありますが、そのあたりも一般的な関東の天気とは少し違っているのではないかと思います。(八王子は実際ちょっと違う・・・冬の到来が一足早いですよね)

ネットで調べればもっと詳しい情報があると思って探してみましたが、今のところ見つけることが出来ていません。

気象予報士は総観スケールでの気象しか扱っていませんが、もう少しローカルな気象を勉強した方がいいですね。

参考までに、撮影した雲。

北側から流れてくる雲。

北側から流れる雲








西から流れてくる雲。

DSC01102.JPG









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