TOEIC受験体験記なんて、多くの人が受験する試験なので特段書くようなことはないはずですが、今回は珍しいことがあったのでそれを体験記として書いておきます。
先日のカンニング事件があったため、スマホなどの電子機器チェックは厳しくなったようですが、それでもやはりまだ抜け道はあるかな、という印象があります。
「携帯電話を鞄から取り出してください」
と言われて出しますが、そもそも鞄に何が入っているかまではチェックしないので意味が無い。
厳しくなったとは言え、やはりミスをする人はやってしまいます。
Listening試験が開始してしばらくすると、スマホの呼び出し音 or タイマーの音が鳴り続けます。
私はそれが気になり、私から見れば立派な妨害行為。
気が付いてすぐ止めてくれるのかと思ったけど、感覚的に5分間くらいは鳴り続けていました。
当然のことながら、試験官も気が付いてその人のところに行き、しばらく鳴り続けてようやく止まりました。私の席から4つ前のおじさんでしょうか。
試験が終了し、試験官が影響のある人に対して挙手を求める。
私は当然挙手をする。
音を鳴らした張本人の周辺の人も挙手をしていた。
私は、もう一度受験する際のクーポン券をもらえることを期待したが、
居残って再度スマホで妨害された部分のListening Testを再受験するとのことでした。
この辺りのルールが明確に決まっているのであれば再考しても良かったのですが、そもそも音が鳴っていた時間だけが影響の範囲ではなく、それによる精神的な影響は少なくともあるので、どうなの?
今回の私は点数が目的ではないし、高得点を取る必要性はまったくないので再試験を辞退しましたが、切羽詰まっているような人はどうなの?って思う。
そのスマホの持ち主の受験者にどういうお咎めがあったのかはわかりませんが、少なくとも退場扱いではありませんでした。
不正行為を防ぐためのチェックをやるのは良いんだけど、不正行為をやっても誰にも迷惑は無く、ただ単にTOEICの信頼が落ちるだけ。
ところが(意図しない)スマホによる迷惑行為は、明らかに周辺の人に対する迷惑行為。
(最近話題のセキュリティのほとんどは同様。ユーザーの不利益を名目に、自分たちの利益を最優先に考え、ユーザーの利便性を犠牲にするのが今のセキュリティ)
私個人的にはどうでもいいカンニングなんてまったく意に介さないのだが(やりたいヤツはリスクを背負ってやりたいだけやればいい)、こういう(意図しない)迷惑行為は厳重に取り締まって欲しい。こう言う人達は「ごめんなさい」の謝罪も一切無い。
この辺りは考え方一つなので白黒つけろとは思わないが、その程度の妨害で点数を取れないヤツはダメだと思うべきなのか、それとも、、、
それと、実際に再試験を試していないので断言できないのだが、同じ(?)Listening問題を妨害された時間だけ解答するとなると、かなり有利になるはず。
すでにどういう質問があるのかわかっているし、一度しか聞けないListening問題を二度聞けると言うことはかなり有利なはず。
さらには、Listening問題を解答しているふりをして、解けなかったReadning問題を解くこともできる。(それができないように何かしらの対策をやるのかもしれないが・・・例えば試験官が目の前で監視するとか・・それは逆に緊張して誤解答を招きそう)
上記の仮定が正しいとした場合、それによって評価されたTOEIC点数というのはどう考えれば良いのだろうか?もし想定より良かったのであればラッキーではあるが、それは対外的に良く見せることができるだけで、本人にとっては何も嬉しくない。なぜなら本当の点数を知りたいからだ(カンニングをやる人と考え方が真逆)。やはり救済措置をやるのであれば、次回の受験料を無料にすると言うやり方が適切かと想うが、それでは納得できない人がいるから今回のような対処方法にしているのだろうか?
などなど考えることが多いと思う受験でした。
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