1/28の実技試験以来、気象関連の試験勉強は一切やっていませんし、今回の試験の復習も一切やっていません。
(十分すぎるほどやってきたので、お腹いっぱい)
時間をおいて、距離を置いて今回の試験を振り返ると、別の視点で色々と見えてきますね。
今回は自分にプレッシャーをかける意味でも、身近な人たちに「気象予報士試験受験します」宣言をしてきましたが、当然のことながら受験後の説明をすることになります。それがある意味振り返りになります。
実技試験では様々な能力が要求されますが、一番重要なのはやはり読図能力ではないかと。
基本中の基本ではあるけど、自分にはそれがまだ足りなかったのかな、と。
例えば850hPaの等温線図を見て、どのような気象的状態にあるのか「秒」で説明できるとか。
「このあたりに低気圧の中心があって、そこから寒冷前線、温暖前線がありそう」
地上天気図を見なくても説明できる。
もちろん今の私ならそれくらいは「秒」でわかるようになっていますが、今回の試験では、等相当温位線図でそれができるかどうか。(前線ではなく、対流不安定なのかどうかとか)
等相当温位線図って等温線図に比べて難しいんだよね。
その難しい、っていうことにあまり時間をかけなかったのが最大の敗因。
相当温位に関する問題が最近増えているという傾向はあったものの、これまでの気象予報士試験の中で一番難しかった。
これまでは低気圧・台風の盛衰や移動、前線の立体的な構造に関する問題が多かったけど、最近はとにかく相当温位が多い。今回はそれを立体的・時間的に捉える問題だったと思う。
(見直していないので本質的なことはわかっていない)
そういう大気の状態を専門天気図から「秒」で捉えられる能力。
これが気象予報士に求められる能力だと言うこと。
自分はまだまだだと言うことが実感できた。
不合格なのはほぼ間違いないけど、そういうことに気が付かされて受験するだけでも良かったと思う。
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