一般科目で満点を狙うとしたら、一般気象学の丸暗記と気象法規の丸暗記が基本。
専門科目で満点を狙うとしたら、気象庁のHPの丸暗記が基本。
それだけで満点は難しいのである程度の演習が必要。
では実技で満点を狙う場合、何が基本なんだろう?
毎日専門天気図を眺めていても実技に必要な技術は身につかない。
仮に無限大の記憶力が備わっていたとして、専門天気図をすべて暗記できたとしても実技の点数には全く結びつかない。
一般の人からしたら、
「気象予報士なんだから天気図を見てどういう天気になるのか予想する問題が出題されるんじゃないの?」
と思うはず。
しかし、実際の実技試験でそんな問題はほぼ出題されない。
あくまで気象庁が作った予想天気図で何が読み取れるのか、出題者が期待する回答をできるか、ということが最も問われている。
「現象の予想」の資格であるにもかかわらず、予想ではなく、読み取りと作文・作図が要求される。
「この天気図を見て東京の天気を国際式天気図記号を使って示せ。またその根拠を60字程度で述べよ」
だったらいかにも気象予報士っぽいけど、そんな問題は今のところ見たことが無い。
今のところ過去問を解くことが教科書的な存在になっているので、それが点数を上げられない理由のような気がする。
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