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誰の役にも立たない気象予報士のお勉強

気象予報士一発合格目指して、メモ代わりに書いていきます。 →それほど甘くはなかったので四苦八苦する様子を書いています

カテゴリー「気象現象」の記事一覧

厚木の気象・冬編

今日は冬型にもかかわらず、快晴ではなく、積雲が所々見られる天気でした。
「なぜ積雲が出てくるのか?」
っていう疑問がありますが、初心者の私が推測すると、今は山雪型であり、強い季節風で湿潤な空気が流れてきたのではないかと・・・。
冬型になると関東ではあまり雲を見ることが出来ませんが、今日は雲の流れを観測することができました。

厚木は神奈川県の中央にある都市ですが、すぐ近くの西側には大 山という標高約1,200mというこのあたりでは存在感のある山があります。その先は、丹沢山(約1,500m)、さらに先には富士山など高い 山々が連なっています。

その上空の雲の流れを見ていると、北から流れている雲と西から流れている雲があります。
北側(正確には北北西~西北西)から流れてくる雲は日本海側からの季節風で流されている雲ですが、西から流れてくる雲は、どういう雲なのかはわかりませんが、神奈川の西にある山を避けて流れている雲のように見えます。上空ではそんな感じですが、地上風はというと、南風が吹いたり、西風が吹いたり・・近くにビルが多いので支配的な風がどれであるのかわかりませんが、少なくとも上空の雲の流れとは異なる風の流れをしています。
風向きの異なる大気がぶつかると上昇気流が発生したり・・・というのが一般的なりくつですが、そういう様子はありませんでした(なぜでしょうね~)。相模川があるのでそれと関係しているのではないかと思っているのですが、今のところ何とも言えません。

先週、関東で雪が降りましたが、必ずしも関東全域で雪が降ったわけではなく、厚木より少し西の伊勢原などでは雪が降らなかったらしいです。ほかにも、相模川を境に厚木では雪がないけど、それより東京側は雪が積もっている、っていう状況があったようです。

先ほどの雲の流れの話を含めて考えると、厚木は関東の中でも特異的な場所なのかもしれません。
勉強不足なのでどういう仕組みでこうなっているのかっていう結論は出せませんが、地形的な要因が大きいだろうと思います。

関東で厚木と似た地形的なところは、八王子、秩父などありますが、そのあたりも一般的な関東の天気とは少し違っているのではないかと思います。(八王子は実際ちょっと違う・・・冬の到来が一足早いですよね)

ネットで調べればもっと詳しい情報があると思って探してみましたが、今のところ見つけることが出来ていません。

気象予報士は総観スケールでの気象しか扱っていませんが、もう少しローカルな気象を勉強した方がいいですね。

参考までに、撮影した雲。

北側から流れてくる雲。

北側から流れる雲








西から流れてくる雲。

DSC01102.JPG









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夜光雲

大気の鉛直構造を勉強しているときに気になっていた夜光雲を調べてみました。

http://members2.jcom.home.ne.jp/planet.earth/noctilucent_clouds.html

これは自分の目で見てみたい大気現象としてはオーロラに匹敵しますね。

しかし、宇宙からの夜光雲はどうやって撮影したのでしょう??
夏の夜明け前・日没後、高緯度地方で見られるということなので、もしそのときに写したのであれば、北極付近は白夜ではないかと。写真では北半球・高緯度がすべて夜です。
夜光雲だけが見えるように加工したんでしょうかね。。
そう思うとこの写真はなんだかインチキ臭く見えてしまう。。

ここのサイトの人は気象に詳しいようで、ほかにもいくつか興味深い写真があります。


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史上最低気圧

冬の低気圧は950hPaなんていう強烈な低気圧になりますが、それじゃ過去に一体どんな低気圧があったのか調べていったら、870hPaっていうのがありました。
http://blogs.yahoo.co.jp/otenki_bosai/38542995.html
(他人のblog)

こんな台風がやってくる!なんて聞いたら国外脱出してしまうかもしれませんね(笑)




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雲の10種雲形

雲の10種雲形と、その英語名(略称)を覚えるのは雲を掴むように漠然としているようで・・・
というほどのことはないのですが、雲の名前をネットで画像検索するとどうなるのか?
でまとめおきました。

http://www42.atwiki.jp/greenplan/?page=%E9%9B%B2%E3%81%AE%E6%A4%9C%E7%B4%A2%E7%94%BB%E5%83%8F


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モーニング・グローリー

世界ふしぎ発見でモーニング・グローリーを放送していました。

なんとも不思議で、壮大な気象現象ですね。
感動しました。現地に行ったらもっと感動するんでしょうね。

放送のVTRで早送りの場面がありましたが、これを見て気がついたのは、モーニング・グローリーが本当に回転して進んでいるわけではなくて、積乱雲の移動と同じで、雲の生成と消滅が繰り返されている現象ですね。(たぶん)

発生条件が、
・湿度が高いこと(モーニング・グローリーの経路上において)
・東側の空が紫色であること
・ヨーク岬半島から風が吹くこと
とあります。

モーニング・グローリーが発生した朝、突然風が吹いたという現象は、ヨーク岬半島方面から冷気が吹いてきているはずです。そういう風で思いつくのは積乱雲で発生するガストフロント。
しかし、番組でも簡単に説明してありましたが、発生原因はその半島固有のもののようです。
(そもそもガストフロントではこの現象を全く説明できない)

Wikipediaに説明がありました。

逆転層が発生条件の一つにあるようです。
逆転層に閉じこめられて雲が進み、その中で上昇と下降を繰り返している。
前日の空が紫色っていうのも、放射冷却によって逆転層が発生する兆候ですね。

上空写真を見てわかるように、コリオリの力もしっかり働いています。

しかしまだ疑問点があり、

・直線に広がる突風がどういうしくみで発生するのか?
・直線状の雲が1つだけでなく、2つも3つも発生して移動している。1つ目の雲の後は下降気流で、気流が安定しているとは思えないが、2つ目も綺麗な直線状の雲となっている。


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