第58回気象予報士試験 実技2問2(1)①
※第59回実技2問2(1)②も同様
12時間の移動速度を5ノット単位で答える、という典型的な問題です。
正攻法は
こちら。(てるてる風雲録)
・初期時刻~12時間後の移動速度
北緯30°~50°が71mm、地上低気圧の移動長さが30mmということなのですが、経線長さが71mmではなく、通常の80mmだと仮定すると、「8mmは10kt」という定数が使えます。
この仮定で計算すると、
30[mm] ÷ 8[mm] × 10[kt] = 37.5[kt]
となります。暗算が難しいかも知れませんが、正攻法に比べれば簡単です。
ここで問題なのが、先ほどの80mmと仮定しています。
実際は約1割減の71mmなので、37.5[kt]を1割増やします。
37.5[kt] * 1.1 ≑ 40[kt]
ここは真面目に計算する必要は無く、
37.5[kt]の1割は約3[kt]なので、37.5+3 = 40.5 ≑ 40 で十分。
(ちゃんと計算したい場合でも、37.5 + 3.75 = 41.25 で暗算が簡単にできる・・・けどそこまで精度は不要)
または、1割増しにすれば良いので、長さを30mmではなく、8の倍数の32mmにして
32[mm] ÷ 8[mm] × 10[kt] = 40[kt]
という荒技もあります。
色々と書きましたが、「12時間の移動速度は、8mmは10kt」だけを覚えておけば、あとは計算の工夫で暗算ができるレベルになる、という簡単なことを覚えておけば良いだけです。
・12時間後~24時間後の移動速度
ついでにもう一つの問題も解いてみます。
移動の長さが20mmということなので、
20[mm] ÷ 8[mm] × 10[kt] = 25[kt]
1割増しにすると、25[kt].× 1.1 = 27.5[kt]
微妙な値になってしまいました。。
ここで二捨三入すれば30ktになりますが、こういうときは慎重にやったほうが良いです。
知りたいのは、もし簡単化しなければ27.5ktのどちらに傾くのか?です。
計算を簡単化したのは「1割減」なので、この1割の正確な値がわかれば良いことになります。
1割減ということは、0.9を掛けると言うことですので、
80[mm] × 0.9 = 72[mm]
なので、0.9ではなく、0.9より小さい、つまり「1割以上減」と言うことになります。
(ここが瞬殺できないとやや厳しい)
であれば、「1割以上増し」にするということなので、27.5[kt]より大きくなるはずです。
従って30ktになります。
後半の問題はやや厳しい結果となりました。
てるてる風雲録のように、
24000÷71÷12 = 2000÷71
この計算を真面目にやるか、私の高速化手法を使うか、微妙なところです。
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