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誰の役にも立たない気象予報士のお勉強

気象予報士一発合格目指して、メモ代わりに書いていきます。 →それほど甘くはなかったので四苦八苦する様子を書いています

第55回(令和2年第二回)気象予報士試験 実技1問2(3)

珍しく誰かの役に立つお勉強。

てるてる風雲録にも解説はありますが、そこだけでは理解できなかった人のために補足。

解説の前に前提とした基礎知識が必要です。
今回は温暖前線の通過ですが、前線の通過と言っても遷移層が地上と接するところはある程度広がりがあります。これを知らないと「前線の通過時刻だけ」を探そうとして混乱するはずです。
温暖前線の場合は、前線通過直後が大きく変化するため、それまでの変化は緩やか。
(逆に寒冷前線は前線通過直後に大きく変化してから徐々に緩やかになっていく)

それを踏まえれば、間違いやすいと思われる御前崎と銚子は次の通り。

御前崎: 19:00から気温が上昇しはじめ、風向も続いて変化、22:00に気温の急上昇、風向の変化は終わり、なので通過時刻は22:00。
(てるてる風雲録では「急上昇」を重視した、とあるだけ。これだと気温の変化>風向の変化と誤った考え方になってしまう)

銚子: 銚子は寒気層を回り込んできた前線であるため、ある程度曖昧になると予想できる。
(この時点で寒気層はわからないのでその発想はできないが)
それがなくても、気温や風向は徐々に変化し、その変化が終わる時点、つまり前線の通過は18:20頃と考えられる。(てるてる風雲録では13:20とあるが、根拠が乏しい)

仕組みがわかれば基本的な良問だったと思う

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