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誰の役にも立たない気象予報士のお勉強

気象予報士一発合格目指して、メモ代わりに書いていきます。 →それほど甘くはなかったので四苦八苦する様子を書いています

「エルニーニョ現象の影響」?

まだ三月だというのに、ここ厚木でも気温を25℃超える夏日だったようです。
それに関連した話題で某ワイドショー的ニュース番組では某気象予報士が「今年の冬はエルニーニョ現象の影響により・・・」と説明していました。ちょっと待て、エルニーニョ現象が日本に影響を与えるのか??
一般の人がそう言うのならしかたありませんが、気象予報士がそういう表現をしてもいいのでしょうか?
blogで独り言を言っているのならまだしも、テレビでそんなことを言うなんて、気象予報士剥奪レベルですね~

それはさておき、このエルニーニョ現象と日本の気候変動に「テレコネクション」という関係があると言われていますが、この「テレコネクション」という言葉がなんだかウサン臭い響き。「集中豪雨」みたいに慣例的に使っているのならまだしも、立派な気象(学)用語ではないかと思う。

似たようなものに、西洋占星術では天体の動きと人間活動や社会活動との関連性を「共時性」という言葉で説明する場合がある。でも「テレコネクション」というなんだか宇宙と人はつながっているんだ!みたいな言葉はあまり聞かない(一部の熱狂的な人はいますが)。西洋占星術そのものは統計学が基本ですので、日常的な宇宙の変化が人間活動に影響を与える、なんていう発想はまったくありません。(あったらそれはやはり宗教か何か)

それにエルニーニョ現象と日本の気候変動は関連性があると言っても、今のところ物理的な説明はまったくできていないですし、たまたま今はそうなっているだけで、本当は関連性がないかもしれません。
だから「テレコネクション」なんていう怪しげな言葉が使われるのだろうと思いますが、少なくとも現時点では「エルニーニョ現象が日本の気候に影響を与えている」とは言えません。

と言う説明であっているでしょうか?>先ほどの気象予報士の方も含めて諸先輩方



という記事をだいぶ前に書いたのですが、やや挑戦的な内容なので公開を控えていました。が、4月の今の状況を異常気象と呼び、さらにはエルニーニョ現象と 関係があるなどと言い出したので、公開モードにしました。

そもそも「正常な気象」の定義がないのに異常気象っていうのがおかしい。自分にとって、人間社会にとって不都合だから異常気象と言っているだけ。今の気象状況なら現代の日本社会で十分適応できるから異常でもないし、地球規模で見たら至極正常な状態のはず。
地球温暖化も人間活動の一部に注目すると不都合があるので問題だと言っているだけで、多くの人にとって不都合は発生しない。そもそも地球温暖化になって、誰がどういう問題、損失が発生するのか誰も何もわかっていない。なのにエコだのどうのこうのと騒いでいること自体がおかしい。それが問題。
(少なくとも自分は地球温暖化で困ることは無い。と言ってもエネルギーの浪費をすすめているわけではないので念のため)


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